肛門皮垂とは?
肛門皮垂(こうもんひすい)とは、肛門の周囲にできる皮膚のたるみのことです。別名「スキンタグ」とも呼ばれています。
肛門皮垂ができる原因
痔との関連
いぼ痔や切れ痔など、肛門の炎症や腫れが原因で皮膚がたるみ、皮垂ができることがあります。
出産
分娩時に肛門に負担がかかり、皮膚がたるんで皮垂になることがあります。
加齢
年齢とともに皮膚の弾力性が低下し、皮垂ができやすくなります。
肛門皮垂の症状
見た目の変化
肛門の周囲に小さなイボのようなものができます。
痛みやかゆみ
ほとんど痛みやかゆみはありませんが、まれに炎症を起こして痛みやかゆみを感じることもあります。
出血
皮膚が擦れて出血することがあります。
肛門皮垂の治療
経過観察
痛みやかゆみなどの症状がなければ、特に治療は必要ありません。
手術
皮膚を切り取って除去する手術が一般的です。日帰り手術で行われることが多いです。
肛門皮垂の治療が必要な場合
見た目が気になる場合
肛門皮垂が大きくて見た目が気になる場合。
痛みやかゆみがある場合
炎症を起こして痛みやかゆみが続く場合。
排便時に邪魔になる場合
排便時に皮垂が刺激されて痛みを感じたり、出血したりする場合。
肛門皮垂に関する注意点
悪性腫瘍ではない
肛門皮垂は良性の腫瘍で、癌になることはありません。
放置しても問題ない場合が多い
症状がなければ、放置しても健康に害はありません。
専門医への相談
気になる場合は、肛門科を受診して専門医に相談しましょう。
まとめ
肛門皮垂は、見た目が気になる場合や、痛みやかゆみが続く場合は、手術によって除去することができます。しかし、症状がなければ、特に治療は必要ありません。